詩的

千草湊のブログ

雑記

bucca展

こんにちは。
ビジュフルール・フェスタ、9日で無事に終了いたしました。
来ていただいた方々、本当にどうもありがとうございました!
今日で完全撤収です。

昨日は久々に休日を満喫し、bucca展と現代能楽集「道玄坂綺譚」という舞台を観て参りました。


【bucca展】

buccaというのはブックカバーを語源とした造語だそう。
本の内容やイメージが形となって外側に表れておりました!

中でも個人的に目に付いたものをいくつか。(写真の許可はいただいてます。)


image

『かもめのジョナサン』
飛行機帽をイメージしたもの。
読むぞって手にした途端、気分上がりそうですね!


image

これ、たしかにカバーされてるけど読めないよ、というものも。笑


image

アンデルセンの『人魚姫』
鱗の色合いがとてもきれいでした。


image

中世の鎧と日本の甲冑図鑑
ただカッコいい!


image

「読書の友」というタイトルで、むずかしい本を読むときのお供にチョコレート!という発想が新しくて、つい笑ってしまった。


image

これけっこうお気に入りです。
中身(物理的な意味と本の内容という意味でも)気になりますし、ザクザクするの楽しそう。


皆さん本当にいろんなイメージから本をカバーしていて、本のある空間てこういうのもおもしろいなぁと思いました。

本の内容は知らないけど、カバーや製作者の意図を知ったら読みたくなるものもたくさんあって、わくわくしました!



ところで、こんなアナログな切符を手にする機会がありましたのでパシャリ。

image

ま、ただ単に精算間違えしただけなんですけど(笑)、こういう切符がまだ存在してたんだぁとなんかテンション上がってしまいました。
所詮アナログ人間です。



「道玄坂綺譚」についてはまた後日!


本読み1-上田敏

先日観た舞台の影響で、森鷗外や梶井基次郎の短篇を探しに行ったのですが、欲しいものがなかったので、代わりにこちらを購入してきました。


image



上田敏の名前や『海潮音』はよく聞くけれど、ちゃんと読んだことがなかったのでこの機会に!


本屋でパラパラとしてるだけでもいろいろとおもしろそうでした。

訳詩の訳自体が古い日本語なので、まずそこにすごく惹かれるし、そこから原文にあたりたい欲も出てきますよね。


image



上田敏訳→原文→現代日本語訳

という流れに乗ってみたい。(言うのはタダ)


詩集は頁をめくって気になったところから読むこともできるので、気負いなくちょっと気になったものを手に取ってみたらいいなと思います。

一気に頭から読もうとしなくて、詩の気分のときにただ開いてみたらいいんです。いいんです。


image


お月様ものばかりになってしまった。

ともかく、

ほらね、楽しそう!

楽しそうと同時にやっぱりフランス語も気になってまいります。
欲張りです。


まだまだたくさんの魅力的なものが世の中にはあるのだなぁ。

どんどん拾っていきたい所存!

拾って集めたものを知ってもらいたいのです。(そのためのコトノハ部です(*^^*))


椅子

なんでしょう、椅子が好き。

携帯の待ち受け画像が浜辺の写真だったので、そろそろ変えるかなー何にしようかなーとiPhoneの元々入ってる画像の中を探してたんですが、あんまりこれといったのがなくて。


自分の撮った携帯写真で何かあったかなと探していたら、椅子の写真がありました。

image


こちらはこの何もなく、椅子だけがぽつりぽつりと置いてある空間がとても気に入ったので。

何もないという贅沢。


誰も座っていない椅子。

でもたしかに誰か座っていた椅子。

そして誰かがいつか座る椅子。


椅子の持つストーリーに惹かれるのかもしれません。
あとは単純に並んでるものが好きだからかな。


携帯だとあまり撮らないけど、一眼持っていった出先では結構撮ってるはずだから、少しは椅子写真コレクションになっているはず。

いつかそんな椅子ばかりの写真本が出せたら楽しいなぁ。
椅子のおはなし。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

すてきな言葉に触れてみよう!
コトノハ部の詳細はこちら
http://chigusaminato.doorblog.jp/archives/45788304.html

申し込みはこちら
https://ws.formzu.net/fgen/S77730189/


コトノハ部のための一人勉強会が楽しくてワクワクしてます(^^)

能楽堂に行ってきました。

こんにちは。
ごぶさたしております。

昨日、初めて能楽堂で能を見て参りました。
初心者向けで、おはなしや衣装の着付け実演なども兼ねての構成だったので、とても身近な感じで観ることができました。

もともと日本語や日本の文化には興味ありましたし、少し前に松岡正剛氏の『にほんとニッポン ―読み飛ばし日本文化譜』という本を衝動買いして読んでからはなおさら気になるところではあったので、今回実際に観ることができたのは自分にとってすごく有益な体験でした。

能楽堂


普段舞台を観ることがあっても、やはりそこは西洋の音楽がメインなので、静寂のなかで大鼓と小鼓が呼応するように鳴る様や、そこに笛が勢いよく入ってきて場面を盛り上げる様は、音符では示せない日本特有のもので、それがすごくわくわく(?)しました。

台詞や地謡の日本語の節回しや声の出し方も興味深かったですし、振る舞いや仕草のひとつひとつがそぎ落とされた日本の美を現していたと思います。

源氏物語の葵上の場面だったので、話もなんとなく知っていたのもよかったです。
般若の面も見ることができました!
ものすごい怨念の感情がそこに凝縮されていました。

いやはや、能楽(=能と狂言)は歌舞伎よりも前にあったものということで、古典=むずかしいものというハードルはありましたが、こういった初心者向けのものなら比較的親しみやすいし、ぜひいろんな人に観てもらいたいなぁと思いました。
歌舞伎はたまに行くので比較的身近なのですが、やっぱり歌舞伎とは全然違うものですね!

途中で関根祥六さんのおはなしの中に出てきた、世阿弥の「秘すれば花」「動十分心 動七分身」や、お兄様の「風が見えたか?」という言葉、独楽の動きのお話、どれも興味深くて勉強になりました。
あとは本で少しずつ補完したいです。
あ、もちろんまた機会があったら古典芸能に触れたい。

わたしもまだまだ日本文化や日本の美、思想や哲学など学びたいなぁ。
たぶんいまそういう波が来てるんですね、わたしの中で。^^
せっかく日本人なので、知らないのもったいない!という感じです。



長田弘様



長田弘様




わたしが貴方の詩に出会ったのは中学生のときでした。
夏休みの自由課題、どうやって思いついたのか今では思い出せませんが、当時の自分は好きな詩を集めて、自分だけのお気に入り詩集を作ろうと思ったのです。
小さなスケッチブックに、本から写し取った詩とそれに合ったイラストを描いて、詩の絵本のようなものを。
美術部に在籍していたこともあるのに、絵はまったく幼稚なものしか描けず(それは今でも変わりませんが)、かなり残念な結果になりました。
けれどそのために様々な詩集を手にしていたとき、長田さんの本と出会ったのです。

一言で言えばガツンとやられた感じでした。
シンプルでわかりやすい言葉たち、けれどそれぞれの言葉がたしかに足を地に付けて立っていて、まっすぐに訴えてくる。
そこに描写されていたのは沈黙や孤独の豊かさでした。


わたしは長田さんの詩で「そのこと」を学びました。
それはシンプルなゆえにとても力強く、わたしの胸を突きました。
ただそれだけでいいのだということ。
そんなことを当時まだ誰にも教えられたことなどなかったのです。

小さい頃から詩やお話を書くのが好きでしたが、長田さんの詩に出会い、そこで言葉の力というのをまざまざと見せつけられました。
あの言葉たちがたしかに今も自分の中核にある。




世の中の様々な雑音に胸がざわつくとき、不安になるとき、耳をふさぎたくなるとき、帰ってくるのは貴方の言葉でした。
そこにはたしかに沈黙があり、かーんと内に広がる静けさがありました。
そこはわたしの中庭でした。
癒しであり源でありました。
空を見上げ、雲の様子を眺め、風のそよぎを感じ、小さな噴水から水の音がする。
ただそれを感じ、そこにいる。
孤独でいることのあたたかな豊穣さ、強さ。
世界のすべてが本であり、もっと本を読もうという長田さん。
その言葉を取るなら、その中庭は同時に図書館のようでもありました。


長田さんのお話するカルチャーセンターの講座にも何度も足を運びました。
貴方が発する言葉のエキスのようなものを自分にも取り込めないかと思ってのことでした。
どうやってあの言葉たちが生み出されたのか、どんな思考を持って生きていらっしゃるのか、そういったものを感じとりたいと思いました。
初めての講座のときのドキドキ感は今でもすぐに思い出せます。


貴方がこんなに早く逝ってしまうとは思ってもいませんでした。
このせわしないご時世で求められるのは、長田さんのようにまっすぐに届く静かな言葉なのだと思います。
貴方がいなくなってしまって「そのこと」を現在進行形で発信してくれる人はどのくらいいるのだろう。
心にぽっかりと穴が空いてしまいました。


貴方はわたしにとって言葉の父だったのかもしれません。
いつかありがとうとお伝えしたかった。
中学生の自分が享受した「そのこと」は今も色褪せずわたしの中にあります。

さようなら長田弘さん。
長いようで短い間でしたが、ありがとうございました。
いつかお会いしたかった。
その気持ちをずっと胸に抱いてわたしは生きていきます。
だからいつかそちらに逝ったときに、ご挨拶をさせてください。

貴方の言葉がわたしを育んでくれました。
どうもありがとうございましたと。



千草湊





---------------------------

長い手紙を書きました。(※たくさん割愛しましてすみません。)
やはりわたしは「伝えたい」人なのだと思います。
だからこそ伝えられなかった悔しさは大きい。




過去に出版した書籍
ギャラリー
  • お香
  • 新年明けました。
  • 赤坂蚤の市とサロンコンサート
  • 赤坂蚤の市とサロンコンサート
  • 赤坂蚤の市とサロンコンサート
  • bucca展
  • bucca展
  • bucca展
  • bucca展
Twitter プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ